MyVisionの無料面談は誰に向く?対象者と申し込み後の流れ
結論から言うと
その面談を受けるべきかどうかは、あなたが今どの段階にいるかで決まります。
コンサルへの転職を具体的に考えている20代後半から30代前半の人には、候補になります。大きな組織で数年やってきた人なら、コンサルの経験がなくても対象に入ります。
一方で、求人を眺めたいだけの人や、転職の時期をまったく決めていない人は、優先度が下がります。受けてはいけないという意味ではなく、後で書くとおり、入口を選び間違えると話が噛み合わなくなるためです。
以下は、2026年8月4日にMyVisionの公式サイトへ出ていた情報だけを使って整理したものです。
面談を受けると何が起きるか
まず知っておくとよいのは、入口が2つに分かれていることです。
トップページに「今のお気持ちに近いのはどちらですか?」という問いがあり、「今すぐ転職したい」と「求人を知りたい」に分かれています。※1
決めている人と、情報を集めたいだけの人を、最初から別に扱っているということです。まだ決めていないなら、後者から入るほうが摩擦が小さくなります。
もうひとつ、1日で終わる選考会とセミナーが毎週あります。2026年8月4日にトップページへ出ていたのは13件でした。応募期限はすべて16時ちょうどで、開催日の3日前から7日前に置かれています。※3
締切があるので、思い立ってから動くと間に合わないことがあります。
費用は採用する企業が払う仕組みです。だから求職者は無料になります。※1 この形は転職エージェント全体に共通しています。
向いていない人
先にこちらを書きます。次のどれかに当てはまるなら、今は見送るほうがよいと考えます。
- 面談を受ける気がなく、資料だけ見たい人。面談を前提としたサービスなので、お互いの時間が減るだけになります
- 学生や、実務経験がまだない人。在職者の転職支援を想定した作りになっています
- 転職を決めていないのに、決めた人向けの入口から入ろうとしている人。話が合わなくなります
- 年収を下げたくない条件が固い人。公開されている平均は、上がった人の平均です
- 30代半ばを大きく超えていて、公開事例と同じ結果を期待している人。事例は25歳から32歳に固まっています
向いている人
公開されている情報に照らすと、次のような人が想定されています。
- 20代後半から30代前半で、大きな組織の中で数年、決まった役割をやってきた人
- コンサルの経験はないが、別の業界の現場は分かっている人
- まだ決めていないが、外に出たときの自分の値段を知りたい人
- 平日の夜や土日に、締切に合わせて動ける人
そう判断した根拠
公開されている数字を並べます。すべて同社の公表値で、第三者の検証は入っていません。
| 項目 | 内容 | 確認日 |
|---|---|---|
| 平均年収アップ額 | 156万円 | 2026-08-04 |
| コンサル未経験の割合 | 82%(2025年1〜12月) | 2026-08-04 |
| 書類選考の通過率 | 83% | 2026-08-04 |
| 紹介先 | 200社以上 | 2026-08-04 |
| 設立 | 2022年6月 | 2026-08-04 |
| 有料職業紹介の許可番号 | 13-ユ-314719 | 2026-08-04 |
「平均年収アップ額156万円」の読み方
注記を読むと、これは支援した人のうち年収が上がった人の平均です。※1
下がった人と変わらなかった人は、この分母に入っていません。数字が間違っているわけではありません。ただ「面談を受けた人の平均が156万円上がる」という意味ではない、という点は押さえておくとよいと思います。
「平均年収アップ額」はどの会社でもこの形で出されることが多い指標です。自分に当てはめるときは、対象者と期間を見るのが安全です。
公開事例6件を数えるとどうなるか
トップページに出ている転職支援事例6件を数えました。※2
| 項目 | 数えた結果 | 確認日 |
|---|---|---|
| 年齢の幅 | 25歳〜32歳 | 2026-08-04 |
| 平均年齢 | 28.8歳 | 2026-08-04 |
| 年収の上げ幅(平均) | 200万円 | 2026-08-04 |
| 年収の上げ幅(幅) | 100万円〜250万円 | 2026-08-04 |
前職はばらばらでした。SIer、家電メーカー、メガベンチャー、ITベンチャー、官公庁、メガバンク。職種もシステムエンジニア、調達、企画、財務と分かれています。
共通しているのは、20代後半から30代前半で、大きな組織の中で数年やった人という点だけです。業界は問われていません。
成功事例は、どの会社でも上手くいった例を選んで載せます。だから見るべきなのは上げ幅の大きさより、載っている人の年齢や前職が自分と近いかどうかです。この6件の平均年齢は28.8歳でした。
コンサル未経験が82%
支援した人のうち、コンサル未経験が82%、経験ありが18%と出ています。2025年1月から12月までの統計です。※1
未経験でも門前払いにならないことの裏づけになります。同時に、同社が求めているのはコンサル経験者ではなく、別の業界の現場を知っている人だとも読めます。
移っていく人を見送った側から、ひとつだけ
私自身はこの年齢層をとうに過ぎているので、これから自分がこの道を行く話は書けません。
書けるのは、以前いた職場からコンサルへ移っていく人を、何人か見送った側の話です。
そのとき分かったことを1つだけ書きます。移って伸びた人は、移る前から自分の仕事を人に説明できていました。逆に、いまの職場への不満だけを理由にしていた人は、移った先でも同じ話をしていました。
面談で「何をやってきたか」を聞かれるのは、たぶんそこを見ているのだと思います。
申し込む前に確かめること
意外と知られていない仕組みが1つあります。
予約した時点では、まだ何も終わっていません。面談が実際に行われて、はじめて一区切りになります。当サイトが報酬を受け取るのも、その時点です。
だからエージェントの側は、申し込んだ人に面談まで来てもらおうとします。連絡が続くのはそのためです。冷たくされたわけでも、しつこくされているわけでもなく、そういう構造になっています。
逆に言えば、受ける気があるなら、予約だけして放置するのが一番もったいない使い方です。無料で使えるのは面談の中身のほうであって、予約そのものではありません。
日程が合わなくなったら、黙って流さずに連絡して組み直すほうが、結果的に自分の得になります。
最後に、外の分母を1つ置いておきます。厚生労働省の調査では、2024年に転職して新しい職場に入った人は492万人でした。※4 このうちコンサル業界に移った人はごく一部です。公開されている事例は、その一部をさらに絞ったものだという前提で読むのが安全です。
出典
※1 MyVision トップページ(2026年8月4日確認。平均年収UP額156万円、コンサル未経験82%、書類選考通過率83%、紹介先200社以上、紹介手数料による運営、入口の2分岐)
※2 MyVision 転職支援事例一覧(2026年8月4日確認。トップページ掲載の6件を集計)
※3 MyVision 特別選考会・セミナー一覧(2026年8月4日確認。トップページに掲載されていた13件の応募期限を集計)
※4 厚生労働省 令和6年 雇用動向調査結果の概況(2024年の転職入職者数)