経歴がうまく話せない|自分の言葉に直す3つの型
先に結論
うまく話す必要はありません。必要なのは、社外の人に通じる言葉で説明できることだけです。
型は1つです。何を任されて、どう進めて、どうなったか。 この3点が言えれば、面談は成立します。
この記事で決められること 面談で話す材料を3つ作る。何を用意しなくていいかも決める。
話せないのは、材料がないからではありません
経歴が話しにくい理由は、たいてい2つのどちらかです。
1つは、社内でしか通じない言葉のまま話そうとしていること。もう1つは、すごい実績を言わなければいけないと思っていることです。
どちらも、外せば消えます。順に見ていきます。
まず、社内語を外す
日々使っている言葉の多くは、その会社の中でだけ通じます。相手はその会社にいないので、そのまま出すと伝わりません。
| 社内でしか通じない言い方 | 社外に通じる言い方 |
|---|---|
| 基幹の刷新PJに入っていました | 社内で全員が使う受発注のシステムを、古いものから新しいものへ入れ替える仕事でした |
| 保守を回していました | 動いているシステムが止まらないように見て、止まったら直す担当でした |
| 三課の案件を巻き取りました | 別のチームが持っていた仕事を、こちらで引き受けて続けました |
| 上流から入っています | 何を作るかを決める段階から参加していました |
判定のしかたは簡単です。 その言葉を、業界の違う友人に言って通じるかどうか。通じないなら、社内語です。
固有名詞、社内の略称、部署名、独自ツール名。この4つが出てきたら、置き換える候補だと考えて構いません。
3点で組み立てる
材料を作るときは、次の3つだけ埋めます。順番もこのままで使えます。
何を任されて、どう進めて、どうなったか
任されたこと 立場と範囲を言います。「〇人のチームで、〇〇の部分を担当していました」
進め方 自分が実際にやった動きを言います。「毎週〇〇をして、詰まったところは〇〇に相談して進めました」
結果 終わった状態を言います。「予定より遅れましたが、止めずに切り替えまで終わりました」
3つ目は、成功でなくて構いません。うまくいかなかったことも、そのまま話して大丈夫です。どうなったかが言えることが大事で、良い結果であることが条件ではありません。
「すごい実績」は要りません
面談で聞かれているのは、賞や数字ではありません。どこまで任される人かです。
地味に見える仕事でも、次のような中身は、そのまま材料になります。
- 誰も手を出さなかったところを、引き受けて続けた
- 手順が無かったものに、手順を作った
- 前の担当者から引き継いで、止めずに回した
- 直し方が分からない不具合を、調べて直した
- 同じ作業を繰り返していたので、やらなくて済むようにした
これらは、盛る必要がありません。やったことをそのまま言うだけで成立します。
数字は、言えるものだけで足ります
数字が出せるなら添えます。出せないなら、無理に作らないほうが安全です。
覚えていない数字を面談で言うと、後の選考で辻褄が合わなくなります。分からないものは、分からないと言って構いません。
正確な数字は手元にないのですが、おおよそ〇〇くらいでした
この言い方で問題になりません。
前日にやる15分の作り方
紙かメモアプリで足ります
- 直近の仕事を3つ書き出す(1つでも構いません)
- それぞれに「任されたこと・進め方・どうなったか」を1行ずつ書く
- 書いた文から、社内語を探して置き換える
- 声に出して1回読む
暗記は不要です。当日は手元に置いて見て構いません。見ながら話すことは、面談ではとがめられません。
詰まったら、聞き返して構いません
面談中に答えに詰まったとき、黙って考え込まなくて大丈夫です。次の一言で時間が作れます。
- 少し考えさせてください
- どのあたりを詳しくお話しすればよいでしょうか
- その質問は、何を知りたいものでしょうか
3つ目は特に有効です。相手が知りたい中身が分かると、答える範囲が決まります。分からないまま長く話すより、聞き返したほうが伝わります。
ここまで用意すれば足ります
3つの仕事について3点ずつ。社内語を外して、声に出して1回読む。準備はこれで終わりです。
職務経歴書を完成させてから面談を受ける必要はありません。話しながら整理していく場でもあります。
当日に何を聞くかを決めていない場合は、面談で何を聞けばいいか分からない|そのまま使える質問と言い回しを使ってください。オンラインで受けるなら、初めてのWeb面談で見落とすこともあわせて読めます。